化学薬品洗浄をするので冷却塔まわりの計器などを養生をします。
銅チューブを洗浄するため、ルーバー、充填材を取り外します。
まずは高圧洗浄機で銅チューブについている汚れ、スケールを水で落とせるところまで洗浄します。
続いて、化学薬品に切替え洗浄します。
この間に、取り外した充填材から、ついているスケールを落とし、充填材をこわさない圧力で汚れを洗い流します。
化学薬品で洗浄するとピット内の廃液は中和作業が必要となります。
銅チューブに固着したスケールを除去。
長年に渡り付着してしまったスケールの完全除去は難しいですが、
熱交換率はだいぶ改善できるはずです。
※充填材自体も洗浄時の破損や紫外線等により劣化が進みますので、10年間程度を目安に交換が必要となります。
※密閉式冷却塔の場合、熱交換は通常の充填材に加えて、銅管を通してコイル内の循環水と熱交換を行います。
コイルの表面にスケールが付着すると、熱交換効率が大幅に低下してしまいます。
化学薬品洗浄後は薬品が残らないように水洗し、元通り復旧、試運転して終了です。
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